2010年09月24日

次世代XMDFフォーマットはInDesignからオーサリングしてサイマル配信

 シャープが正式に次世代XMDFフォーマットを採用した電子書籍端末を発表することになりました。XMDFは現在も携帯電話等で使用されている電子書籍フォーマットですが、iPhoneやiPadなどのiOSやAndroidの登場でファイルフォーマットを大幅に見直します。

  次世代XMDF対応の電子書籍端末は5.5インチと10.8インチの二種類。もともとXMDFは日本語の縦組みの表示機能を保持しており、処理の複雑なルビや縦中横、行末の禁則処理、外字などには対応しています。

 「次世代」で大きく変わるのは、リッチコンテンツに対応することと、InDesignから自動書きだしを行うことで紙のレイアウトからそのままXMDFに変換するコンバータを用意する(サイマル配信)ことでしょう。つまり専用のツールを使わなくてもInDesignからXMDFをオーサリングできることになります。コンバータの提供方法はともかく、汎用ソフトから書き出しすることで、XMDFの作成は極めて容易になります。また、自動定期配信の機能も用意されるようです。

 すでに国内の出版社や印刷会社は次世代XMDFに賛同する意向です。アマゾンやアップルが日本のマーケットに本格参入するまえに、日本企業でタッグを組んで配信プラットフォームを確立し、マーケットシェアを確保できれば、日本の電子書籍の流れは大きく変わるでしょう。

 できればInDesignからのオーサリングツールはフリーで提供していただき、DRM無しのXMDFを作成して自作XMDFを配信できるようにして欲しいものです。フリーコンテンツの普及こそが、有償コンテンツを支えるからです。ついでに、iPhoneやiPad、Androidにも次世代XMDF用ビューワーソフトを配布すれば、XMDFの普及はさらに進むのではないでしょうか。


◆シャープ、電子書籍端末を年内に発売へ 「次世代XMDF」対応[ITmedia]
2010.7.20
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/20/news083.html

◆シャープ、次世代XMDFソリューションで電子書籍事業に参入
〜年内にサービス開始。タブレット端末2製品も同時投入[PC Watch]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100720_381950.html

◆「XMDF」-進化し続ける日本発の電子書籍技術[日経BPネット]
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/a00i/106510/

◆電子書籍トータルソリューションとしてのXMDF その真実とは ...[企画広告/Impress Watch]
http://ad.impress.co.jp/special/xmdf1009/

 


タグ:次世代XMDF
posted by @jink0222 at 10:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ファイルフォーマット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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