2010年10月01日

アマゾン、Kindle本をアドセンス化してブログやサイトで展開 #denshi #Kindle

 アマゾンはKindleコンテンツの一部を、ブログやWebサイトで立ち読みできるようにする埋め込みコードを提供することになりました。「Kindle for the Web」というサービスです。現在はアメリカだけですが、日本でもいずれ展開されるでしょう。

  アマゾンのページにリンクを張って「なか見!検索」を開く場合は、少なくとも2クリックは必要になりますが、埋め込みコードを使えば、ブロガーがレコメンドした書籍をそのままブログ上で立ち読み可能になります。アマゾンページへの誘導が不要になり、購入率は高くなりそうです。

 グーグルがアドワーズをアドセンスとしてブログやWebサイトに掲載するように、アマゾンは「なか見!検索」の機能をアマゾンのサイトの外に広げました。この手法に太刀打ちするには、配信プラットフォームを立ち上げただけでは難しそうです。アマゾンのアソシエイトにとっては、「Kindle for the Web」は欠かせない機能になりそうです。これに対抗するには、他の配信プラットフォームもアフィリエイトの導入が不可欠でしょう。

 またアマゾンは「なか見!検索」の無料閲覧の機能を強化して、ダウンロードしなくても読んだ部分のみに課金する仕組みを模索しています。有料立ち読みサービスのための特許を取得したようで、この有料立ち読みサービスはうまくいけば、「Kindle for the Web」にも組み込まれるかも知れません。


◆Amazon、電子書籍をブラウザーで試し読みできる「Kindle for the Web」[ITpro]
2010.9.29
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100929/352445/

◆Webアプリ版Kindle登場、電子書籍のなか見確認・共有に[マイコミジャーナル]
2010.9.29
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/09/29/007/

◆これも電子書籍の一種? 米Amazonが「なか見!検索」を使った有料立ち読みサービスに関する特許を取得
2010.9.27
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1738

 




posted by @jink0222 at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 配信プラットフォーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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