アマゾンのページにリンクを張って「なか見!検索」を開く場合は、少なくとも2クリックは必要になりますが、埋め込みコードを使えば、ブロガーがレコメンドした書籍をそのままブログ上で立ち読み可能になります。アマゾンページへの誘導が不要になり、購入率は高くなりそうです。
グーグルがアドワーズをアドセンスとしてブログやWebサイトに掲載するように、アマゾンは「なか見!検索」の機能をアマゾンのサイトの外に広げました。この手法に太刀打ちするには、配信プラットフォームを立ち上げただけでは難しそうです。アマゾンのアソシエイトにとっては、「Kindle for the Web」は欠かせない機能になりそうです。これに対抗するには、他の配信プラットフォームもアフィリエイトの導入が不可欠でしょう。
またアマゾンは「なか見!検索」の無料閲覧の機能を強化して、ダウンロードしなくても読んだ部分のみに課金する仕組みを模索しています。有料立ち読みサービスのための特許を取得したようで、この有料立ち読みサービスはうまくいけば、「Kindle for the Web」にも組み込まれるかも知れません。
◆Amazon、電子書籍をブラウザーで試し読みできる「Kindle for the Web」[ITpro]
2010.9.29
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100929/352445/
◆Webアプリ版Kindle登場、電子書籍のなか見確認・共有に[マイコミジャーナル]
2010.9.29
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/09/29/007/
◆これも電子書籍の一種? 米Amazonが「なか見!検索」を使った有料立ち読みサービスに関する特許を取得
2010.9.27
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1738
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