2010年10月22日

アマゾンKindle3の売上で売上を伸ばすも利益は期待はずれ

 アマゾンの第3四半期の決算が発表されました。売上高が前年同期比39%増の75億6000万ドルでしたが、売上の増加の割に利益が伸びず(2億3100万ドル)、株価は第4四半期の予想が低いこともあって時間外取引で5.2%の低下。マーケットの期待は大きかったようで、これからは利益額の増加に期待が集まりそうです。

  アマゾンの売上は概ね、書籍やDVDなどメディアの売上と、電子機器の販売で二分しています。今年の第2四半期ではメディアの売上は約28億ドルで、電子機器は35億ドルでした(総売上は65億ドル程度)。ここのところアマゾンは電子機器の販売額が増加しており、Kindleの売上が極めて好調なことがわかります。推測ですが、売上の20%以上はKindle本体の売上と考えてもよさそうです。100万台売ると15億ドル程度でしょうか。

 今年の第3四半期ではKindle3が発売され、電子機器製品の売り上げを大きくしましたが、価格競争のなかで、Kindle自体の利益幅は減少したといえそうです。アマゾンは現在の利益より、Kindleのシェアを揺るぎないものにするために、あえてそこで利益を確保しようとしなかったのでしょう。

 続く第4四半期はクリスマスシーズンを含み、120億〜133億ドルとなる見通しを示しています。昨年の第4四半期は95億2000万ドルだったので、十分可能性がありそうです。電子書籍が普及すれば、利益はもっと生まれてくるはず。第4四半期の利益額に注目したいですね。


◆アマゾン5四半期連続で増益…キンドル好調[読売新聞]
2010.10.22
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101022-OYT1T00316.htm


◆米アマゾン:10─12月の利益、市場予想を下回る見通し[ブルームバーグ]
2010.10.22
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=acIlV6Kt8_Tc


◆Amazon.com、第4四半期の業績好調[japan.internet.com]
2010.1.30
http://japan.internet.com/finanews/20100130/12.html

 


posted by @jink0222 at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版社・書店動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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