2012年02月01日

iBooks Authorのアクセシビリティで音声を再生させる

 iBooks AuthorにはiPadで指定したテキストを再生する機能がある。iBooks Authorで読み上げるテキストを入力してiPadで画像やウィジェットに[アクセシビリティの説明]を追加しておくと、音声を読み上げるのである。はたして実際に使い物になるのであろうか。

  アクセシビリティテキストの入力はウィジェットインスペクタで指定する。ウィジェットオブジェクトになくても普通に貼り込んだ画像やテキストボックスでも、ウィジェットインスペクタを開いて[アクセシビリティの説明]に読み上げたいテキストを入力すればよい。

 ファイルをiPadに転送してプレビューする。該当のオブジェクトを選択しても何もおこらない。ということは、iPad側でアクセシビリティの設定が必要なのか。Appleの「iBooks Author:iBooks のアクセシビリティを向上させる」というサポートページを読むとテキストの読み上げは

VoiceOver

という機能を使うという。iPadのiBooks 2にはそういう設定はないので、iPad側の設定にあるということになる。iPadの設定を開き、一般から[アクセシビリティ]を開く。そこの視覚サポートの冒頭に「VoiceOver」という設定があった。オフになっている。ということはここをオンにすればいいのか。オンにしてみた。

 VoiceOverを開いて「オン」にする。そうすると音声で「警告」と音声が始まり、

VoiceOverはiPadの制御に使用する操作を変更します。


と音声で再生される。しかし「OK」ボタンを押しても、設定は変更されずに、しばらくするとキャンセルされてしまう。iPadのVoiceOver設定は使えないらしい。

120201-01.gif
*[OK]ボタンを押しても、しばらくするとキャンセルされる。

 となるともう一度ググるしかない。そうすると、iPodにある同様にアクセシビリティのVoiceOver設定では、iPodではなくiTunesに接続してiTunes側で設定する必要があるらしい。iPodとiPadは同じなのか。半年前の記事でiOSのバージョンはアップしても仕組みは同じかもしれない。

 iTunesでiPadを選択し[概要]で一番下にある[“ユニバーサルアクセス”を設定]を開く。そしてそこで[VoiceOver]を選択するのである。そうするとiPadが

VoiceOverがオンです。

と話始めるのである。放っておくと、1分置きに時間を知らせる。スクリーンがロックされても報告してくれる。しかしロック解除するのも思い通りにいかない。どうやらロック解除ボタンを選択してダブルタップすればいいらしい。ただし開いても次のページに移動するのも面倒で、ページ移動のたびに音声が読み上げられる。

120201-02.gif
*iTunesのユニバーサルアクセスを開く。iPadをiTunesに同期させて、[視覚]で「VoiceOver」を選択する。

 というわけでiBooks 2を開いて、アクセシビリティの説明を追加した画像をタップしてみる。そうすると、画像が別ウィンドウで開き音声は再生されるではないか。さらに日本語の音声が含まれている場合でも、再生されるではないか。

iBooks Authorは日本語に対応しているのか

とアクセシビリティの説明で入力したのに、ちゃんと音を繋いで読み上げるのである。これには驚いた。漢字もかなに変換する辞書を持っているらしい。ただし、読み上げた後に

イメージ。カスタムのアクションを選択するには、上または下にスワイプします。

と音声が続くので慣れるまではわかりにくい。いずれにしても最初のバージョンすら日本語に対応しているとは思わなかった。

 さらに試してみて驚いたのは、テキスト部分をタップすると自動的に音声が読み上げられることだ。テキストボックス全体でも、1行単位でもテキストが囲まれ、その部分の日本語テキストが読み上げられるのである。かなり精度は高い。もちろん視覚障害者のための読み上げ機能なので、本文テキストの読み上げに対応していないと意味はないのは当然ではあるが。

 試したい場合は、先にiBooksでアクセシビリティの説明を追加した書類を開いておき、それからiTunesでVoiceOverをオンにすればよい。そうすれば、iBooksのテキストだけで音声の読み上げをチェックできる。チェックし終わったら。iTunesでVoiceOverをオフにすればよい。


PS・音声を再生して思ったが、テキストの校正にはけっこう使えるかも。読んでいると気がつかない誤字や脱字は読み上げて貰うと、確実に見つけることができる。すこし手間だがそういう使い方もできそうである。


◆iBooks Author:iBooks のアクセシビリティを向上させる
http://support.apple.com/kb/HT5073?viewlocale=ja_JP


◆iPhone/iPod touchの"VoiceOver"(アクセシビリティ)機能設定はiTunes を使う事!
http://adhocrat.net/adhocblog/2011/07/iphoneipod-touchvoiceoveritune.html


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タグ:iBooks Author
posted by @jink0222 at 11:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | iBooks Author | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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