2012年02月07日

iBooks Authorで扱える画像はどうなっているのか

 iBooks Authorでは画像ファイルは、ドキュメントにドラッグして貼り込むようになっている。基本はメディアブラウザからだが、そのままデスクトップやフォルダからドラックすれば貼り込み可能だ。配置メニューからの貼り込みではないので、貼り込み時にオプション設定はない。対応しているファイルフォーマットは決まっているが、それ以外のフォーマットはどうなっているのだろうか

  iBooks Authorが推奨する画像フォーマットはJPEGである。ヘルプの「サポートされるファイルフォーマット」には対応しているイメージファイルとして

JPG、JPEG、PNG、GIF


とある。拡張子の違いを踏まえてのことだろうか、JPEGは重ねてリストされている。推奨はJPEGで、透明を含む場合はPNGということらしい。しかしそれ以外の画像フォーマットは対応してないのだろうか。それは実際に試してみるしかない。

120207-i04.gif
*AppleのiBooks Authorのヘルブにあるサポートされるファイルフォーマットの説明。

 Photoshop形式やTIFFで貼り込んだときはどうなるかというと、これがちゃんと配置できるのである。もちろんPDFも貼り込める。なぜヘルプには「JPEG、PNG、GIF」としか書かれていないのかは不明だ。貼り込みはできるが、保証できないということかもしれない。

 ファイルフォーマットは一般的に使われているものはたいてい使えそうである。ファイル名は位置と回転インスペクタで確認できるが、リンクされているわけではなく、画像は埋め込まれているようである。また貼り込まれたファイルは取り出すことができない。

 iBooks Author内の画像を取り出したい場合は、画像をコピーしてPhotoshopで新規書類を作成してペーストするくらいしか方法はなさそうである。ただし、カラーモードは不明で、なおかつコピーされる画像は「72 ppi」となっている。カラーモードについてはRGBに貼り込むのを原則にしておけば気にする必要はないだろう。PhotoshopでもRGBで取り込めばよい。

 位置と回転インスペクタに[元のサイズに戻す]というコマンドあるので、それを適用する貼り込み画像は「72 ppi」の解像度に変換される。そのままコピーしてPhotoshopにペーストするのである。iPadで閲覧するのであれば「元のサイズ」は132 ppiであってもいいはずだが、なぜか「72 ppi」となっている。

120207-i02.gif

    ↓

120207-i03.gif
*Photoshop形式の144 ppiの画像を貼り込んで[元のサイズに]変更したもの。72 ppiで貼り込んでも、この画像は横が505ピクセルで貼り込まれる。オリジナル画像は横が1000ピクセルである。

 厄介なのは、解像度を変更して貼り込んでも、iBooks Author上では同じサイズで貼り込まれてしまうことだ。簡単に言うと、「350 ppi」の画像も「72 ppi」の画像も貼り込むと同じ表示サイズになってしまう。ピクセル数が小さいとそうでもないが、大きいと貼り込みサイズは適当になる。だいたい左右で500ピクセルくらいであった。このあたりは法則があるとかどうか知りたいところである。

 Photoshopでマスクした画像はどうすればいいのかというと、クリッピングパスを作成した画像は

Photoshop EPS

で貼り込めばよい。実はiBooks AuthorはEPSファイルをドラッグすると、PDFに変換して貼り込むのである。EPSをPostScriptにしてPDFにOSの機能で変換しているので、Photoshopで作成した画像くらいはまず問題ないと思うが、IllustratorのEPSは少し注意した方が良さそうだ。

 一番確実なのは、EPSではなくPDFにして貼り込むことだ。ヘルプには書かれていないが、PDFであればそのまま取り込むことが可能になる。クリッピングパスも、Photoshopから「Photoshop PDF」にしてiBooks Authorに貼り込むとそのまま認識されるのである。もちろんパスでクッピングされた領域でテキストの回り込みも可能だ。

120207-i01.gif

*マスクした画像を貼り込んで回り込みを適用。マスクで回り込みされている。

 あとはiBooks Author上で異なる画像の解像度がiPadでどうなるのかということだが、これもまた検証してみるしかなさそうである。書き出し時にダウンサンプル設定はないので、適切な解像度は知っておきたいものである。

 
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タグ:iBooks Author
posted by @jink0222 at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | iBooks Author | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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