2012年02月18日

日本語仕様ではないiBooks Authorデフォルトテンプレートを日本仕様にする

 iBooks Authorはテンプレートから書類を作成する。あるいは、テンプレートをカスタマイズして使うことになる。とはいえ、デフォルトで用意されている6つのテンプレートは日本語に最適化されているわけではない。そのまま使うと、予想しない結果を生むことがある。
  Mac OS X 10.7から、ユーザーディレクトリにあるライブラリフォルダが不可視になった。不可視にした理由はよくわからないが、ユーザーが勝手に手を加えるとトラブルを招きやすいからだろうか。Macintoshのユーザー層が増えて、ユーザーディレクトリにあるライブラリフォルダを削除してしまうようなケースがあるのかもしない。

 対応策は簡単で、Finderからoptionキーを押しながら移動メニューを開けばよい。そうするとライブラリフォルダが表示される。ライブラリフォルダだけがショートカットが用意されていないが、ここでライブラリを選択するとフォルダの中味が表示される。ターミナルのコマンドで常時可視にすることできるが、ここでライブラリフォルダをサイドバーやDockに追加するのが簡単だろう。

 iBooks Authorのテンプレートもユーザーディレクトリ内のライブラリフォルダに保存されるようになっている。テンプレートはライブラリフォルダ内の「マイテンプレート」にiBooks Authorから保存できるが、保存したテンプレートは削除できない。不要なテンプレートを削除したり、iBooks Authorを開かずにテンプレートファイルを追加するには、ライブラリフォルダを開くしかない。

 iBooks Authorのデフォルトテンプレートはそのままでは使い物にならない。というのは、テンプレート内のスタイルは日本語フォントが指定されていないのである。「基本」テンプレートを開くとヒラギノ明朝で表示されてるが、フォントはすべて「Georgia」である。つまりGeorgiaで指定されているが、ダブルバイトコード部分がヒラギノに置き換わっているわけである。従って欧文部分はGeorgiaが使われているのである。

120218-01.gif
*いずれの段落スタイルを適用しても、フォントはすべて「Georgia」になる。テンプレートの日本語化はほとんど行われてないようだ。

 Georgiaがヒラギノ明朝にさし変わって表示されても、iPadでもヒラギノ明朝で表示されれば大きな問題はない。もっともその場合はヒラギノ明朝で欧文部分がGeorgiaに組み替えたフォントということになるが、実際にはiPadにダウンロードすると、iBooks Authorで明朝で表示されている日本語部分はヒラギノ角ゴで表示されることになる。iPhoneのデフォルトフォントがヒラギノ角ゴであるように、iPadでもデフォルトの日本語フォントはヒラギノ角ゴであるらしい。

 さてそこでテンプレートをそのまま使えるようにするには、iBooks Authorでスタイルを日本語フォントに上書きしたテンプレートを作成するしかない。基本的に段落スタイルのフォントを差し換えて再定義すればよい。そうすれば、どの段落スタイルを適用しても指定した日本語フォントでiPadで表示される。

 もっともiPadで使える日本語フォントは

ヒラギノ明朝 W3
ヒラギノ明朝 W6
ヒラギノ角ゴ W3
ヒラギノ角ゴ W6

しかないので、その4書体に差し換えるしかない。ちなみにiBooks Authorでは太字は、Wordのように線幅を太らせる強制太字ではなく、ウエイトの大きい書体に差し換えるだけである。ヒラギノ明朝 W3をボールドにするとヒラギノ明朝 W6になるが、ヒラギノ明朝 W6はボールド指定はできないことを覚えておこう。

 さて、テンプレート内の「基本」で段落スタイルのテキストをGeorgiaからヒラギノ明朝に差し換えたテンプレートを作成してみた。下記よりお申込みいただくと、ダウンロードいただける。ファイルを開いてライブラリの「マイテンプレート」に保存するか、「マイテンプレート」に移動して使用していただきたい。

 なお、iBooks Authorの仕様で、グラフやウィジェット内のデフォルトテキストには段落スタイルが適用されていないものもある。その場合はそのままGeorgiaが指定されているので注意してほしい。


◆iBooks AuthorはInDesignとどう違うのか その2テキストスタイル
http://denshi-shoseki.seesaa.net/article/249972182.html


◆ヒラギノに差し換えた「基本」テンプレートのお申込はこちらから
http://www.incunabula.co.jp/ebook/apply/


◆これだけでできるiBooks Author作成ガイドブック入門編
http://bit.ly/AeTPX6

 
 
 


posted by @jink0222 at 13:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | iBooks Author | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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