2012年03月21日

SakuttoBook、実はiPadのRetinaに対応しています

 iPadの解像度が倍になり、iOSアプリも画像部分の解像度をアップしなければならなくなった。少なくとも、アプリが死んでいないことを証明するためには、iPad用の144ppiのアイコンを作成し、「Icon-72@2x.png」でinfo.listにアイコンを追加する必要がある。まだやっていないが、次回のアップデートでは必要だろう。

  iPhoneのときもRetinaになったとき、解像度は倍、ピクセル数は4倍になったのに、それほど話題にはならなかったと記憶しているが、iPadでは画面サイズが大きいこともあってインパクトは大きい。当分、iPad以外のタブレットは苦境を強いられそうである。昔と違って、柳の下に二匹目も三匹目もドジョウはいないのかもしれない。

 SakuttoBookはPDFでをiOSアプリ化するツールだが、いわゆるPDFビューワーではない。PDFはあくまでベースのコンテンツであり、そのフォーマットにPDFを使っているだけである。PDFの上に画像や動画、音声を乗せることが可能になっている。

 PDFビューワーではないというのは、PDFの表示に合わせて解像度を変えることはできないからである。Acrobatであれば、拡大ツールで表示サイズを大きくすると、最大で6400%まで拡大できる。拡大率は別にしてもPDFビューワーは指定サイズに合わせてPDFを拡大もしくは縮小表示できる。

 しかしSakuttoBookはもともと画像ベースの電子書籍作成ツールだったものをPDFに差し換えたもの。もともと開発者の岡野さんは画像ベースの電子書籍作成ツールを作っていた。おそらくそのときのプログラムを使って、コンテンツデータをPDFに差し換えたはずである。つまり、PDFは決められた解像度の画像に変換して表示するわけである。

 PDFビューワーと異なっているのは、解像度はXcode内の指定値で決まるということだ。最初は画像化する解像度は固定だったが、バージョンが1.5のときに横幅の解像度を指定できるようになった。Xcode内の設定でPDFを画像化してキャッシュデータを作成するときの画像解像度を指定できる。

 SakuttoBookのキャッシュ画像の解像度は

#define CACHE_IMAGE_WIDTH_MIN         640.0f
#define CACHE_IMAGE_WIDTH_MAX        1536.0f

となっているサイズの小さなPDFは横幅を「640 ppi」にし、サイズの大きなPDFは「1536 ppi」にする。ピクセルサイズは実寸法を1インチ72 ppiで計算したときのものになる。たとえば、縦置きA4サイズのPDFは「595×842ピクセル」となるので、上記の設定では横を「640 ppi」で画像化されることになる。

 「CACHE_IMAGE_WIDTH_MIN」を「1536 ppi」にすると、A4サイズのPDFは「1536 ppi」で画像化されることになる。つまり、iPadのRetinaの解像度で画像化されるのである。

110321-01.PNG

  ↓

ピンチアウトで拡大すると
110321-02.PNG
*「1536 ppi」でキャッシュを作成してiPadで表示したもの。上はそのままの画像で、下は拡大表示したもの。倍くらいの大きさに拡大しても、ピクセル等倍で表示している。


 ただし「1536×2048 ppi」の画像は決して軽くはない。ファイルサイズは単純に言うと4倍になってしまう。動作は確実に遅くなるに違いない。そこでiPad用ドキュメントを作成し、SakuttoBookで

#define CACHE_IMAGE_WIDTH_MIN        1536.0f
#define CACHE_IMAGE_WIDTH_MAX        1536.0f


にしてiPadにインストールしてみた。思ったより動作は悪くない。ページ内のショットなども拡大して表示可能だ。使ったのは初代iPadである。新型だとどうなるのかはやってみないとわからない。チップの性能が向上と画像処理の兼ね合わせが見えないからである。しかし初代でもそこそこ動作すれば、思ったより使えるかもしれない。

 ところがiPhoneにインストールするとどうしようもないほど動作が遅い。iPhone 4なので仕方がないかもしれない。iPhone 4Sだともうすこしましだろう。ただし部分を拡大すると、きれいに見えるので、別画像を用意してタップで表示する必要はなさそうだ。

 iPadでRetinaの解像度で電子書籍を作成した場合は、是非SakuttoBookをご検討いただきたい。Retinaのピクセル等倍でPDFを画像化して表示できる。テキストもRetinaの解像度で画像化できるので、画像とテキストが混在したコンテンツでは手間をかけずにiPadで高解像度表示ができるのである。



◆一つのアプリでiPhone3G/iPhone4/iPad用のアイコンを入れる方法[中村智武のCTO記]
http://ameblo.jp/tomotaken/entry-10583495383.html


◆[iOS] アプリに必要なアイコン・起動画面の画像サイズ&ファイル名[tande lab.]
http://tande.jp/lab/2012/01/1635


◆SakuttoBook(サクッとブック)でiPhoneアプリを作る方法
http://bit.ly/mhgjCG


◆SakuttoPubliパーソナル:iPhoneブックアプリ開発・申請代行はお任せ下
さい。
http://bit.ly/swjdFW

 


posted by @jink0222 at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | SakuttoBook日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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