iPhoneアプリ関係の商材を前回紹介しましたが、もう一つありました。
◆最速スマホアプリ作成プログラム
http://www.infotop.jp/click.php?aid=4829&iid=50190
こちらの商材はiPhoneで電子書籍をリリースして
たった20日間で3,372,800円
稼いだという、ちょっと眉につばをつけたくなるような内容でした。その金額が嘘というわけではありませんし、85円アプリを20日で約40,000部ダウンロードしていただければいいわけで十分可能性はあります。4つのアプリだったら10,000部平均で可能です。

作り方はWordもしくはOpenOfficeでドキュメントを作成してPDFにするというもので、作成したPDFをアプリ化するには
◆MUSASHi 電子書籍作成ったー
http://musashi-framework.jp/
というサービスを使うのです。「MUSASHi」は個人向けのサービスではよくできています。Apple IDを渡せば4,800円で申請代行するサービスも用意されています。
「MUSASHi」ではアプリの作成は無料ですが、アプリには広告が挿入されます。広告をはずすにはライセンスコード料金を払う必要があります。ライセンスは
個人用ライセンス 9,800円
事業者ライセンス 19,800円
となっていて、広告を受け入れて自分で申請すれば、実質的にはアプリの作成と申請には費用はかかりません。個人でも広告を外して申請代行を依頼すれば、14,600円はかかります。作成は無料というのはいい戦略でしょう。SakuttoBookでは申請代行は別にしてライセンス料はかかりません。ライセンスコードは1アプリごとに発生するようです。
さらに興味深いのは、審査が通らなかったときの対応策として販売保証がついていることです。販売保証というのは、別のプラットフォームに無料で配信代行するというもの。iOSアプリをApp Storeにアップしたいのに、別のプラットフォームで配信することを「販売保証」というのはどうでしょうか。
iPhone アプリ審査ガイドラインは2012年の4月に追加されましたが、Developers "spamming" の項目は残っています。
2.20 Developers "spamming" the App Store with many versions of similar apps
will be removed from the iOS Developer Program
これです。ですから、どのような仕組みであろうと、複数の同じ仕様のアプリを申請するとリジェクトされます。Developers "spamming"でリジェクトされるのは既知の事実なので、それを知っていて「販売保証」なのでしょうか。それともDevelopers "spamming"は事実上リジェクトされないようになったのでしょうか。インタラクティブな仕様を追加せずに書籍アプリを申請すれば、3アプリ程度でリジェクトされる可能性がかなり高いでしょう。
他社のサービスはどうでもいいんですが、個人向けのサービスとしてはよくできていると思うので、「販売保証」は見直した方がいいと思いますけどね。他のプラットフォームに申請するのはいいと思いますが、それを「販売保証」と呼ばないほうがいいと思いますけどね。
いずれにしても、iPhoneアプリ作成のハードルはますます下がっていき、実際にそれで利益を得ている人が増えてきています。アプリの作成や申請が小学生でもできるということはかなりの誇張です。できる小学生もいるかもしれまませんが、たいていはインターネットリテラシーのある大人でも大変です。できる人はできるでしょうが、できない人には何年経ってもできないのではないでしょうか。
さらにiPhoneアプリを作成したいというユーザーは増えてくるでしょう。昔のように申請方法が守秘義務で非公開になっているわけではないので、これからアプリ作成の方法や申請の方法はますます公開されていくでしょう。ということで、『Xcode 4でiOSアプリの設定と申請を最短距離でする方法』の実機インストールまでの部分を無料で公開いたします。下記よりお申し込みください。
◆Xcode開発用アプリの設定と実機インストール編PDFのお申し込みはこちら
http://bit.ly/KOrt25
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