2012年07月03日

アプリ内課金の仕組み 1 アプリ内課金アイテムは3000→10000まで

 iPhoneアプリをたくさん売るには、アプリ内課金の仕組みは避けて通れません。アプリ内課金でのアプリビジネスは本当に有効な方法でしょうか。まず最初にiPhoneアプリでの販売方法とアプリ内課金のを使った販売方法の違いを考えてみましょう。このトピックでは続いてアプリ内課金の仕組みとSakuttoBookでの設定の方法を解説します。

  iPhoneアプリを売ってビジネスする方法にはいくつかあります。販売方法としてはアプリをそのまま販売しても売れることは難しく、多少のひねり技が必要でしょう。たとえば、

無料アプリにして広告を入れる
有料アプリを自腹買いしてランキングをあげる
レビューでステルスする
無料アプリから有料アプリに誘導する
アプリ内課金で別のコンテンツを提供する


というような方法です。単体アプリで1万ダウンロードされるのは

20本に1本


くらいだそうです。20個のアプリを作成して、そのうち1つが1万ダウンロードいけば御の字ということです。1万本ではアプリを85円で売れば、60万円の実入りです。少し古いデータですが、1万本売るには

日本の有料総合25位内を7日間、
もしくは100位以内を100日間の滞在で、1万本売上。


なんだそうです。いまはその順位ではもう少し売れるでしょう。1万売るだけでも大変なのに、それがアプリ20種類で1本程度というのは、けっこう厳しいものがあります。単体アプリでは一通り売れても波が引くと、ほとんど売れなくなります。新しいアプリに押されて埋もれてしまうからです。

 長くアプリを売り続けるには、ダウンロードして貰ったアプリから別の有料コンテンツに誘導していくしかありません。似たような傾向のアプリであれば、有料であってもダウンロードされる可能性は高くなります。そういう意味では長くアプリを売り続けるには

無料アプリから有料アプリに誘導する
アプリ内課金で別のコンテンツを提供する


の2つを考えていく必要があります。「無料アプリから有料アプリに誘導する」というのは、初期の頃によく行われていた方法ですが、書籍アプリの場合はリジェクトが厳しくなり、いまでは使われないようになりました。書籍以外のアプリでは可能性があるでしょう。

 書籍アプリについてはアプリ内課金を使うしか方法はありません。「スパム」としてリジェクトされたときの解決策ではアプリ内課金が示唆されますから、アプリ内に購入ボタンを用意するしか方法はありません。アプリ内課金を使うといくつでもコンテンツを提供できます。上限は3000アイテムです。Wikipediaの「App Store」の項目には

「In App Purchase(アプリ内課金)のアイテムが最大1000個」という制限があり

と書かれていますが、iTunes ConnectのDeveloperGuide日本語版(バージョン
7.3)には

In-App Purchaseの上限が3,000になりました(205ページ)

と書かれています。すでに制限は3000個になっています。一つのアプリ内に最大で3000個のアプリ内課金コンテンツを持たせることができます。

120703-01.gif
*「iTunesConnect_DeveloperGuide_JP.pdf」の205ページ。

 そうすると、ダウンロードアプリは無料で提供し、アプリ内課金コンテンツを有料で提供すると、より多くのコンテンツを提供できることになります。実際、アプリ内課金でうまく販売しているアプリには「太鼓の達人」などがあります。無料でアプリのインストールベースを増やして、アプリ内課金での別の楽曲を販売する仕組みです。

 単体アプリは、無料であれ有料であれ販売数を増やすのは簡単ではありません。また似たようなアプリはリジェクトされやすく、特徴の異なるアプリを量産するのは困難です。しかしアプリ内課金であれば、特徴が似ているということでリジェクトされることはありません。

 アプリ内課金を使えば、ダウンロードの多いアプリはまあいえばプラットフォームとして機能します。あるいはアプリ自体がショップになるわけです。あとは品揃えを考えていけばいいだけではないでしょうか。iOSアプリでビジネスを続けるにはアプリ内課金の活用は不可欠でないでしょうか。





PS.アプリ内課金のプロダクツ数は、2012WWDC以降に変更され、なんと「10000」個まで対応するようになりました。これは2012年6月13日発行の「iTunesConnect_DeveloperGuide.pdf」に書かれています。英語版の「Registering In-App Purchases」の項目(P115)には

You can create up to 10000 separate product IDs assigned to your in-app purchases per app in iTunes Connect.


とあり、アプリごとに10000個のプロダクツIDを持てるようになっています。10000個まで組み込めれば簡単な電子書籍アプリはほとんど対応できそうです。




◆売れるiPhoneアプリを作るためにすべき事をまとめてみました[Last Day.jp]
http://www.lastday.jp/2011/05/11/how-to-sale-iphone-app

◆Twitter / 中村隆之(もじぴったんプロデューサー)
https://twitter.com/takashi0nakamur/status/17627287637


◆Xcode 4でする実機インストールの動画チュートリアルをアップ
http://bit.ly/JEofvK

◆Xcode 4でiOSアプリの設定と申請を最短距離でする方法
http://bit.ly/Jk88Bc

◆SakuttoBook(サクッとブック)でiPhoneアプリを作る方法
http://bit.ly/mhgjCG

◆SakuttoPubliパーソナル:iPhoneブックアプリ開発・申請代行はお任せ下
さい。
http://bit.ly/swjdFW

◆Xcode 4対応のSakuttoBook Lite版ならぬTrial版、無料ダウンロード開始
http://denshi-shoseki.seesaa.net/article/263470895.html


 


posted by @jink0222 at 11:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | SakuttoBook日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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