2012年09月21日

Xcode 4.5とiOSシミュレータ 6.0のiPhone(Retina 4-inch)で表示する

 iPhone 5がリリースされて、iOSアプリ作成ツールであるXcodeもiOS6に対応した新しいXcode 4.5がリリースされた。MacintoshのApp Storeでも無料でダウンロードできるXcodeは4.5のみとなり、iOS Developer Programに申し込まないと古いバージョンは入手できなくなった。Xcode 4.5でもっとも気になることは、Phone 5でiPhone用のアプリはどのように表示されるのかということだろう。

  iPhone 5の画面解像度が「640×1136ピクセル」という横長映画の16:9というアスペクト比に変更されるという噂が飛び交ったころから、iPhoneで作成したアプリの表示はどうなるのかという問い合わせをいくつかいただいた。リリースされてみないとわからないので、明確な返答はしようがない。iPhoneアプリの表示については、足りない部分はマージンとして黒く表示されるという記事はネットに散見されたので、iPhone 5用にカスタマイズしない限り、従来のiPhoneアプリはそのまま表示されることになる。

 Xcode 4.5をダウンロードして、開発環境ではiPhone 5はどのように扱われるのかをチェックしてみた。とりあえず、メインで使っているXcodeは別のフォルダにコピーして、App Storeから4.5をアップデートした。アップデートしてXcodeを開くと

System Component Installation

というウィンドウが表示される。インストールしなけばXcode 4.5は使えないだろうから、インストールするしかない

 ここで敢えてインストーラを開かせてコンポーネントをアップデートする意味は、このコンポーネントをアップデートすると古いXcodeになにがしかの影響があるということだろうか。詳細は不明であってもインストールするしかない。

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*System Component Installationのウィンドウ。

 まずXcode 4.5を開いてターゲットの[Summary]を確認する。iPhone 5の画面サイズが別扱いであれば、ここの[Devices]でリストされるはずである。開いてみるとリストされない。つまりiPhone用として作成したアプリはそのまま4-inchのiPhone 5で開くわけだ。iPhone 5ではiPhone 5用に作成したアプリしか開かないということであれば、iPhoneユーザーは過去にダウンロードしたiPhone専用アプリは開かないことになってしまう。

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*iPhone 5に対応した4.5でターゲットの[Summary]の[Devices]を開くとiPhoneとiPadのみ。

 iOSシミュレータも6.0にアップデートされている。しかしスキームのシミュレータにもiPhoneとiPadしかリストされない。ということはシミュレータで切り替えるiPhoneデバイスの中にiPhone 5があるということになる。iOSシミュレータのデバイスメニューから[ハードウェア]を選択すると、ここに「iPhone(Retina 4-inch)」が用意されていた。ここでiPhone 5選択するとシミュレートされる。

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*デバイスで「iPhone(Retina 4-inch)」を選択すると、iPhone 5でシミュレーションされる。


 SakuttoBookで作成したアプリをiPhone(Retina 4-inch)で表示してみると、左右いっぱいで天地は均等に配置されている。天地のマージンは黒く塗りつぶされている。iPhone 5用にとしてカスタマイズされていない場合は、アプリを画面のセンターに配置、余りは黒で着色という扱いであった。

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*SakuttoBookアプリを「iPhone(Retina 4-inch)」でシミュレートする。天地が黒く塗りつぶされている。


 ところでiPhone(Retina 4-inch)で表示すると、1920×1200ピクセルのモニタでも全体を表示できない。iOSシミュレータではモニタのピクセルが足りないときは、デバイスを全体表示せずウィンドウにシミュレート画面を表示する。その場合のデメリットはホームボタンを表示しないことだ。ホームボタンを表示できないと、シミュレートしたアプリを選択して削除することができない。

 iPhone(Retina 4-inch)でホームボタンを表示させるには、画面高さのピクセル値が大きいMacintoshを使うしかない。ホームボタンを表示させるは1,300ピクセル程度は必要だろう。そうなると選択肢は多くない。iPhone(Retina 4-inch)でホームボタンを表示させるには

27インチモニタ 2,560 × 1,440
Retina Macintosh    2,880× 1,800


のいずれかになる。Xcodeの開発者は27インチモニタを使うか、Retina Macintoshを使うのか、アップルに迫られているのだ。

 ちなみにiPhone 5の発売日にiTunes Connectからメールで通達があり、スクリーンショットのアップロードでiPhone 5用の必要になった(コメント参照)という。アップデートする際にはiPhone 5用のスクリーンショットもアップロードする必要がありそうだ。対応している画像の大きさは

640 × 1136 (portrait)
640 × 1096 (portrait)
1136 × 640 (landscape)
1136 × 600 (landscape)

となる。SakuttoBookの場合は、PhotoshopでiPhone用のスクリーンショットを開いて、カンバスサイズで960ピクセルの高さを1136ピクセルの変更して別名保存する。背景色は黒で塗りつぶしておけばよい。ついでながら、ラージアイコンも1,024 × 1,024のみとなっている。

 またSakuttoBookではマージンの背景色を指定する機能があるが、iPhone 5で拡張された176ピクセル分のマージン部分はSakuttoBookの

//Page background color.


では変更できない。変更されるのは、640×960のiPhone画面内のみになるので、「//Page background color.」は黒を指定してお使いいただきたい。


◆Xcode 4でする実機インストールの動画チュートリアルをアップ
http://bit.ly/JEofvK

◆Xcode 4でiOSアプリの設定と申請を最短距離でする方法
http://bit.ly/Jk88Bc

◆SakuttoBook(サクッとブック)でiPhoneアプリを作る方法
http://bit.ly/mhgjCG

◆SakuttoPubliパーソナル:iPhoneブックアプリ開発・申請代行はお任せ下
さい。
http://bit.ly/swjdFW

◆Xcode 4対応のSakuttoBook Lite版ならぬTrial版、無料ダウンロード開始
http://denshi-shoseki.seesaa.net/article/263470895.html

 


タグ:iOS 6 Xcode 4.5
posted by @jink0222 at 13:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | SakuttoBook日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「iPhone 5 and iPod touch (5th gen) Screenshots」をアップロードせずにアプリを保存してみたら、問題なく保存できました。いまところはオプションみたいですね。
Posted by jin-k at 2012年09月25日 20:13
10月22日にアップデートしたら、「iPhone 5 and iPod touch (5th gen) Screenshots」は必須になっていました。面倒なので、iPhoneサイズのスクリーンショットをPhotoshopで加工しました。
Posted by jin-k at 2012年10月24日 11:03
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