2013年08月26日

OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウト:Lite版

 『OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法』のデータを整理していたら、知らないうちにOpenOfficeは4.0になっていた。いままで3.4.1で小刻みにアップデートしていたのに、いきなり4.0となった。4.0ではサイドバーが標準となり使いやすくはなった。サイドバーでは「スタイルと書式設定」にすぐアクセスできるので便利は便利だ。もっとも3.4.1でも手動でサイドバーとして組み込みはできた。

  OpenOfficeがバージョンアップしたので、3.4.1で発生していたトラブルは解決したのだろうか。とても気になる。もし解決しているとしたら、いままで動作を調べて検証しまとめて書き上げたものが無駄になるではないか。4.0で動作チェックをするしかなさそうだ。

 3.4.1ではOpenOfficeのデフォルト設定ではいくつかの問題があった。基本的な問題は

ルビを追加すると行間がずれる
傍点の位置がセンターに配置されない


ということで、OpenOfficeはルビに弱い。またMacintosh版ではWindows版ではおこらない問題があって、それが

段落末のテキストが文字欠けする
縦組の縦中横がセンターに配置されない
縦組でPDFをエキスポートすると文字が横に回転


という問題である。これらは段落スタイルを調整することで、それなりに問題なくレイアウトすることが可能になる。ルビを入力すると、iPhoneサイズでは、本文8ポイントとすると、行間を2行程度にして1ページに8行くらいになる。

 それではOpenOfficeの4.0ではどうなのかというと、これらの問題は全く解決していなかった。どうやら開発サイドはまったく認知していないのではないかと思われる。日本語環境だけの問題であれば、対応は難しいかもしれない。もちろん、『OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法』で解説した通りに段落スタイルを設定すれば問題ない。

 OpenOfficeを使うメリットはページスタイルをあらかじめ用意しておけば、ページスタイルを切り替えるだけで、レイアウトをワンクリックで変更できることだ。こういう機能はInDesignにも欲しいが、InDesignの代替レイアウトは精密なので、こういう荒技には対応していないのだ。

130826-01.gif

    ↓

130826-02.gif
*iPhoneからiPadへのページスタイルを変更したところ。ページスタイルを切り替えるだけで、ドキュメントサイズをワンクリックで変更できるOpenOffice。フォントサイズを同じにしておけば、何一つ手を加えることはありません。


 今回はマニュアルのテキスト内容を確認して、4.0での動作もチェックした。さらに、無料のOpenOfficeを使うので、ダウンロード版の廉価版を用意することにした。廉価版といっても基本的には同じで、

OpenOffice Writerマルチテンプレート
OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法:PDF版
トピックごとの検証ファイル


が含まれている。ただしOpenOffice Writerマルチテンプレートは「iPhone、iPhone 5、iPad、Kindle用ページスタイル」ではなく、iPhoneとiPadのみとした。もちろん縦と横のページスタイルは含まれている。お申し込みいただくと、すぐに上記のファイルをダウンロードできる。

 テンプレートは電子書籍を想定して作成しているが、84ページのマニュアルはOpenOfficeを使うときに知っておくべきページスタイルと段落スタイルの使い方が詳しく解説している。OpenOffice Writerユーザーには必ずや役に立つと思っている。




◆OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法
http://bit.ly/176X1vw

◆OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法:Lite版
http://bit.ly/18fgqp5

◆OpenOffice Writerで電子書籍用PDFをマルチレイアウトする動画




posted by @jink0222 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | OpenOfficeからのPDF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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