2011年12月16日

Kindleのトップは自己出版。時代はやはり自己出版だったのか

 アマゾンが12月14日に公開した2011年の書籍ランキングで売上げのトップ10のうち3冊が出版を中抜きした自己出版だったことが判明しました。しかもKindleでは1位も2位も自己出版系の作家の本でした。

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タグ:Kindle
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2011年12月05日

「1人出版社」に必要なマーケティングスキル

 電子書籍エバンジェリストとして有名なSeth Godinという人が、中抜きする個人作家モデル像を提案しています。それによると、電子書籍作家が「1人出版社」として成功するには3つのスキルが必要だそうです。その3つとは

パーミッション・マーケティング
スターフィッシュ化
クラウド・ファンディング


という点だそうです。なかなか聞き慣れない言葉が並んでいますね。

 最初の「パーミッション・マーケティング」はWebで見込み客を集めるスキルで、出版社に頼らない以上、自ら集客する必要があります。ここでいう「パーミッション」とはオプトインという意味でしょうか。

 つぎの「スターフィッシュ化」は自分だけの商品世界を作ることだそうで、Webで集客して電子書籍を買ってもらった後、固定客にすることでしょうか。しかしスターフィッシュとはヒトデのことであり、少し意味不明。「ロングテール理論に惑わされず」とあるので、とりあえず数を出して細かく稼ぐことを否定しているのでしょう。

 最後の「クラウド・ファンディング」がもっともわかりにくく、「Kickstarter.comなどを使った制作資金の調達」という説明がありますが、それだけではほとんど意味することはわかりません。Kickstarter.comは簡単にいうと、どうやら出資した分を製品で提供し資金を集める方式のようです。

 この寄付でもなく購入でもない方式をとるのは、それだけ固定ファンを集めないといけません。自分だけの商品世界を作って少なくとも数百人のロイヤリティの高い読者が必要ではないでしょうか。本を買ってもらうのではなく、読者との間に強い絆をつくっていく必要がありそうです。

 ですから順番としてはまず「パーミッション・マーケティング」で集客し、独自コンテンツで世界観を構築していくということでしょう。そしてある程度軌道に乗ってロイユリティの高い読者が集まったら、「クラウド・ファンディング」でコンテンツ販売以外の集客方法も考えるということでしょう。Kickstarter.com以外でも、ネットで資金を調達する方法はこれからいろいろと登場しそうです。

 才能のある個人が世の中で認められるための手段としては、電子書籍はかなりエキサイティングなツールになりそうです。しかし独自の世界観を表現できず、ブログやTwitter、YouTubeなどを使いこなせない場合は、「1人出版社」の道は少し遠いかもしれません。


◆電子書籍時代の作家にとってもっとも重要なスキルとは? 人気作家Seth Godin氏が自身のブログで説く[hon.jp]
http://hon.jp/news/1.0/0/2932/


◆購入と寄付の境界線 〜 Kickstarterに垣間見る境界線のゆらぎ[ベンチャーナゥ]
http://www.venturenow.jp/column/ogawa/20100907008722.html


 
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2011年01月24日

2010年度アメリカでは電子書籍を4億5千万ドル売る #denshi

 米出版協会によると、2010年度のアメリカでの電子書籍の売上が4億5千万ドルあたりまで拡大しそう。2009年に比較すると、2.5倍以上の伸びとなっています。電子書籍の売上は、全書籍の10%程度を占めるようになり、昨年は著しく成長したマーケットでした。

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タグ:電子書籍
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2010年12月06日

ダイヤモンド社タイトル型アプリ『適当日記(高田純次著)』、11万部越え #denshi

 日本の電子書籍のうち、既存の出版ルートで出版された本で、ケイタイコミックを除くと、もっとも売れた電子書籍がダイヤモンド社の『適当日記(高田純次著)』です。この記事の時点では11万部がダウンロードされたということです。いまのところ日本の電子書籍で紙の書籍部数越えをしたのは、この『適当日記』だけのようです。

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2010年10月26日

角川グループ、電子書籍のクラウドサービスをどこまでプッシュできるか

 角川グループが自社の電子書籍プラットフォーム「Book☆Walker」を発表。ファイル形式は「.Book」のiPhone/iPad向けアプリとなります。最終的にはTTXを中間フォーマットに採用して、Android端末、PC、その他タブレット端末向けに提供するというもの。

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講談社の「デジタル的利用許諾契約書」で割れる電子書籍業界

 講談社が出版している本の著者に「デジタル的利用許諾契約書」を送ったことで、Twitterを中心に燃えています。15%という印税率と「すべての所有権」という著者を囲い込む言葉が電子書籍に期待する人たちに引火したようです。

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2010年10月22日

アマゾンKindle3の売上で売上を伸ばすも利益は期待はずれ

 アマゾンの第3四半期の決算が発表されました。売上高が前年同期比39%増の75億6000万ドルでしたが、売上の増加の割に利益が伸びず(2億3100万ドル)、株価は第4四半期の予想が低いこともあって時間外取引で5.2%の低下。マーケットの期待は大きかったようで、これからは利益額の増加に期待が集まりそうです。

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2010年10月13日

電子書籍ではボリューム制限がなかったことを宣言する「Kindle Singles」

 アマゾンが書籍のボリュームがなくても、キンドルブックスとして発行できる「Kindle Singles」というサービスを始めました。雑誌の特集記事より多いめで、単行本なら数章程度のボリュームで、英語では10,000語から30,000語のテキストが対象です。アマゾンがあえて「Kindle Singles」というカテゴリーを作った理由はどのようなものでしょうか。

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タグ:Kindle Singles
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2010年10月06日

シャープのXDMF、TSUTAYAで店頭ダウンロードして閲覧する日は来るか #denshi

 「GALAPAGOS」を発表したシャープが、TSUTAYAブランドのカルチュア・コンビニエンス・クラブと提携することになりました。カルチュア・コンビニエンス・クラブが51%の株を持って経営権を握った合弁会社を設立し、電子書籍や映像、音楽、ゲームなどを配信します。配信は12月から。

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2010年09月28日

Kindleストアのカンブリアンエクスプロージョンは自費出版だった? #denshi

 アメリカのKindleストアで扱っている書籍数は七十万冊を超えるそうです。この中にはパブリック・ドメインの書籍は含まれていません。4月の時点では四十万冊だと言われていて、この半年の間に急激に取り扱い書籍数が膨らんでいることがわかります。

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タグ:Kindleストア
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2010年09月21日

書籍のみの書店は縮小均衡でこのまま行けば1万店になる

 書店の中で利益が出ているのは、文具やおもちゃ、雑貨などを扱うヴィレッジヴァンガードコーポレーションという会社です。利益率は書店の中では10%と飛び抜けています。それ以外の書店は良くても経常利益率は2%程度、大半の書店は大規模店舗を抱えていても1%以下で赤字の書店も多いようです。

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タグ:書店
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2010年09月20日

電子書籍にオマケは必要だった

 電子書籍という目に見えないものを売るためには、惹起が重要です。特典で消費者を釣るのはごく普通の販売手法です。電子書籍ならではの特典を追加した書籍が増えてきていて、これからも確実に特典付きに増えていくことは間違いありません。

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タグ:電子書籍
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閉店もあるが新規開店もあるニューヨークの書店事情

 電子書籍の普及でリアルの書店は激減していると言われていますが、ニューヨークでは閉店する書店と新規開店する書店数が拮抗しており、書店数そのものは減ってないそうです。米国北東部の書店組合の会員数はここ10年、300店舗で安定しているとか。

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タグ:書店
posted by @jink0222 at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版社・書店動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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